こんにちは!映画好き絵描きのタクです。今回レビューする映画は『ロスト・フライト』(2022年:アメリカ映画 107分)。主役はシブ系アクション俳優のジェラルド・バトラー。
どんな映画?と聞かれ、一言で答えるなら、航空パニック×脱出アクション÷2系映画です。
それでは『ロスト・フライト』の感想レビューです。
『ロスト・フライト』予告編
『ロスト・フライト』解説
解説は、『ロストフライト』公式サイトから転載します。
4万フィートの上空から、世界最悪の島へ
機長としての責任を全うしようと奮闘するトランスは『エンド・オブ・ホワイトハウス』『ハンターキラー 潜航せよ』のジェラルド・バトラー。地球滅亡の危機に直面するごく普通の父親を演じた『グリーンランド―地球最後の2日間―』同様に、プロデューサーとしても参加した本作でも、特別な戦闘能力を持たないヒーローを熱演している。
トランスと手を組むことになる謎の多い犯罪者、ガスパールに、マーベルのNetflixドラマシリーズ「ルーク・ケイジ」のマイク・コルター。監督は『アサルト13』『ブラッド・ファーザー』のジャン・フランソワ・リシェ。
元MI6のスパイ小説家、チャールズ・カミングの脚本を元に、キャッチ―な設定に、綿密なリサーチを加え、突如最悪の状況に放り込まれた一般人、航空会社の危機対策班、ISISを思わせる反政府組織、実際の元ネイビーシールズが出演した傭兵部隊など、リアルな描写を多面的に積み重ねる事で、手に汗握るドキュメンタリーの様な現実味をあわせ持った、極めて現代的なリアルアクションが誕生した!
『ロストフライト』あらすじです
トランス(ジェラルド・バトラー)は、アメリカの中堅航空会社の機長だ。
東京羽田空港からアメリカへ向かうブレイザー119を操縦中、機は落雷でコントロールを失ない、フィリピンのホロ島に不時着する。
トランス機長を含む乗客17名は奇跡的に無事だったが、ホロ島はフィリピン政府も手を出さない凶暴な反政府ゲリラが支配する無法地帯だった。
トランス機長は乗客たちを救うべく、元フランス外人部隊のガスパールと手を組み、本社との連絡を取るべく、ジャングルへと踏み入れる。
一方ゲリラたちは機の不時着を知り、身代金の金ヅルとして乗客を人質として捕える。
人質の命を救うべく、トランス機長とガスパールはゲリラたちに戦いを挑む…
といったあらすじです。
『ロスト・フライト』あらすじ結末ラストまで〜ネタバレ閲覧注意!
ジャングルの中、ゲリラたちの拠点の一つで電話機を見つけたトランス機長はなんとか娘へ状況連絡を入れるが、ゲリラと遭遇、格闘となる。
トランス機長からの連絡は本社へ届き、本社の危機管理担当者は救出部隊を組織し現場へ急行させる。
トランス機長は救出部隊が向かっている事実を知る由もないまま、ガスパールと二人で人質奪還へと向かう。
トランス機長とガスパールによる人質の乗客救出は、救出部隊の援護によって成功。
無事だった旅客機に全員を乗りこませ、離陸を試みるトランス機長だが、ゲリラたちは離陸を阻止しようと銃撃戦となる。
ガスパールの援護によって旅客機は離陸し、安全な島へと着陸する。
ラスト、トランス機長は娘へ無事だと連絡を入れ、エンドクレジット。
『ロスト・フライト』感想です〜ガスパールの最後は?
ネリがたりない脚本に涙
主役の俳優ジェラルド・バトラー、ぼくは好きです。『300』の時から好きな俳優さんです。
一作一作、その全力投球感が好きなんです。『ロスト・フライト』でもアクションシーンは痛さがこっちに伝わってくるくらいです。
でも、役者の演技力だけじゃ映画って完成しません。
悲しいかな脚本がジェラルド・バトラーのパワーを半減させていました。
筋立て自体、よくある脱出モノです。残念ながらストーリーにオリジナリティも起伏も感じられませんでした。
最後、ガスパールはどうなる?
誰でもが「コイツ、絶対ストーリーのカナメになるよな!」と思うキャラがガスパールです。
登場の仕方からして「手錠はめられ護送中」ですから、期待しますよね。
おまけに「元フランス外人部隊の兵士」というキャリアが明かされ、みる方の期待はアゲアゲになります。
しかし、、、そんな期待大のガスパールのキャラが、悲しいかな映画の中では描かれ方が平平凡凡でした。
「絶対ヤバそうな危険なヤツ」的存在から「めちゃ頼りになるヤツ」への思い切ったエピソードが欲しかったです。
「コイツがいなかったらアウトだよなあ」という役回りが、ガスパールです。
しかし、最後、ガスパールは旅客機に乗らずに外部から援護、そのまま森の奥へ消えちゃいます、、、。
スネに傷持つ外人部隊兵士ですから、基本ナガレモノです。飛行機に乗らずにサヨナラするのも、それはヨシとしましょう。
しかし、重ねて言いますが、救出劇で重要な役回りのガスパールですよ。最後になんらかのエピソードを差し込んで、ハナシを回収するのが仁義ってものでしょう。
その回収がなかったのは、脚本あるいは演出は致命的と言わざるを得ません。
歯車噛み合わず空回りムービー
他に、重要な役回りになる副操縦士役もいい役者さんです。なのですが、なんだかピンとこないまま終わってしまいます。
要は、脚本が練りきれないままに制作に入り、役者さんやスタッフ頑張ったけど、歯車噛み合わずに空回って、なんとなく出来上がってしまった映画、、、という感じで終わってしまいました。
『ロスト・フライト』ぼくの評価は?
感想で書いてしまいましたが、ぼくはダメでした。
ダラダラ感が最後まで続き、いいところは何かなかったかな、、、と考えてもピンとくるところがありません。
残念、、、ぼくは星二つです。
『ロスト・フライト』配信情報
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