映画『憧れを超えた侍たち 世界一への記録』Amazonプライム配信中〜感想レビュー。

実話・リアリティ

2023年開催・ワールドベースボールクラシックでの日本チーム優勝は記憶に新しいです。さらにはチームの柱となった大谷翔平選手のドジャーズ移籍決定ニュースもはいってきましたね。テレビ中継では映されなかったその軌跡と舞台裏がドキュメントムービーとしてAmazon Primeで配信中です。スポーツドキュメントムービーって、クロード・ルルーシュが撮った『白い恋人たち』、また日本では市川崑監督の『東京オリンピック』などがありますが、実は運営人も見たことがありませんでした。そこへ『野球』のドキュメントです。はたして「映画は、試合の感動を越えられるのか?」早速観てみました。

『憧れを超えた侍たち 世界一への記録』はどんな映画?

日本中を歓喜の渦に巻き込んだ「あの」ワールドベースボールクラシックです。あらすじといったところで、書きようがありません。誰かがその昔「野球はあらすじのないドラマだ」と言ったとか言わないとか…。

そのあらすじなき激闘の舞台裏を一本にまとめたドキュメントムービーです。

さらにはチームの柱として活躍した大谷翔平のドジャーズ移籍決定ニュースも入ってきました。史上最高の契約年棒とのことですね。素晴らしすぎます。

『憧れを超えた侍たち 世界一への記録』の「筋書きなきドラマ」のはじまりは、「どの選手にあたろうか…」と話し合う、会議室からはじまりました。

『憧れを超えた侍たち 世界一への記録』では、今や世界に名を轟かせている日本人選手たちのテレビには映し出されなかった裏側が描かれます。

『憧れを越えた侍たち 世界一への記録』〜すみませんが、ぼく、野球に興味がありません…〜

告白します。管理人morinokumaは、実は、野球に興味が持てない人間です。いえ、野球以外、そうですね、サッカーもダメ。

なぜ?と言われても、わかりません。子供の頃からそうなのです。

とはいえ、グローブは買い与えられキャッチボールや草野球くらいはしていました。それでも仕方なくやってた。仲間はずれにされたくなかったから(苦笑)

なので、野球のこと、さっぱりわかりません。「スライダーって、ナニ?ゲッツーって?」という程、あり得ないほど、野球オンチです。

選手名も王、長嶋、ゴジラ松井、大谷翔平レベルになるとわかりますけど。

なんでこんなことを書いたかというと、『憧れを超えた侍たち 世界一への記録』は、こんなオンチなぼくをも感動の淵に浸らせた一本だったのです。

『憧れを超えた侍たち 世界一への記録』〜試合放送とムービー、何が違うのか?〜

野球はじめ、スポーツオンチなぼくですが、では、そんなスポーツをテーマにした映画も見ないか?というとそんなことはありません。喜んでみてしまいます。

スポーツを扱った映画には名作も多いですよね。

ラグビーでは『インビクタス 負けざるものたち』、ボクシングなら『ロッキー』、野球で『がんばれベアーズ』なんてのもありました。

意外とサッカーでは思い当たらない…。『勝利への脱出』というシルベスター・スタローンやペレが出演した映画がありましたけど、残念ムービーでした。

さて、試合はほとんど興味を示さないぼくですが、スポーツ映画に感動するのは、なぜだろう?と、今回あらためて考えてみました。

今回のレビューは、『憧れを超えた侍たち 世界一への記録』のレビューであるとともに、スポーツオンチがなぜスポーツ映画に感動するのか?の一考察でもあります。

『憧れを超えた侍たち 世界一への記録』〜描かれるのは、選手たちの、支える関係者の「人そのもの」〜

『憧れを超えた侍たち 世界一への記録』はドキュメントです。メンバー選抜からチーム作り、そして、試合までを監督が自らカメラを携えて日本チームに同行、普段は表に出てこない裏側まで切り取っています。

監督やコーチ、選手たちは撮られていると思っていないところでさえカメラが回っています。

試合放送には決して出ることのないすっぴんの選手の素顔、そして試合の臨むときの、すっぴん緊迫感です。

人は「事実の裏側にある重み」に触れることで、さらに深く感動するものです。

先にも書きましたが、ボクシングを題材にした『ロッキー』という映画がありました。なぜにボクシングもオンチな人が感動するのか?

仮に、現実に『ロッキー』の試合があり、仮に観たとして、誰もが映画のような感動をするものでしょうか?

決してそうは思いません。

試合に至るまでの主人公の、「生きる積み重ね」に感動するのだと思います。

日本チームが優勝したワールドベースボールクラシックの本放送でももちろん日本中は感動したわけですが、『憧れを越えた侍たち 世界一への記録』は、選手たちの見えざる裏側を丁寧に切り取ることで、別の視点を与えました。

そのことが、スポーツオンチの人(ぼくだったり)を野球へ振り向かせることにつながっているんだと思います。

『憧れを超えた侍たち 世界一への記録』が担っている役割

『憧れを超えた侍たち 世界一への記録』は、野球好きな人は、当たり前に喜んで見る一本でしょう。

しかし、『憧れを超えた侍たち 世界一への記録』の良いところは、さらに別のところにもあります。

それは、野球に興味がない門外漢をも、選手たちの、そして野球の魅力に振り向かせる一本だ、ということ。

それこそが『憧れを超えた侍たち 世界一への記録』の真価だと思います。

つねづね、映画には様々な役割があるなあ、と思っています。

感動を与えたり、問題提起をしたり、心を解放したり、前進力をくれたり、ほんと様々。

このドキュメントは、スポーツにアンテナが向いていない層の人たちさえもぐいっと振り向かせ心を動かすチカラを持っている映画でした。

『憧れを超えた侍たち 世界一への記録』ぼくの評価

 

『憧れを超えた侍たち 世界一への記録』ぼくの評価は?

80点でした。マイナス20点は、優勝した選手たちがフィクション映画を超えて凄すぎるので、、、贔屓マイナスです。

『憧れを超えた侍たち 世界一への記録』配信は?

Amazon Primeで配信中。

『憧れを超えた侍たち 世界一への記録』監督は?

監督は三木慎太郎。撮影も兼ねています。



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