『ハンガーゲーム』ネタバレ・評価・感想・あらすじ〜殺戮コロシアムに戦う24人の少年少女

スリラー・SF・アクション

今回は、SFアクションアドベンチャームービー『ハンガー・ゲーム』を取り上げます。(2012年・アメリカ映画:2時間22分)

『ハンガー・ゲーム』は、アメリカのベストセラー小説の映画化とのこと。

舞台は近未来の独裁国家パネム。「森」という広大なコロッセオで命をかけた殺し合いサバイバルゲーム「ハンガー・ゲーム」に巻き込まれた少女カットニスの闘いを描いた作品です。

殺し合うのは、少年少女。子どもたちが殺し合う、、、って、どこかでみたような、、、そう、ありました、それも日本映画に。深作欣二監督『バトルロワイヤル』です。

ハリウッド版SF・バトルロワイヤル『ハンガー・ゲーム』をレビューしてみます。




『ハンガー・ゲーム』予告編

『ハンガー・ゲーム』あらすじ

文明が崩壊し、独裁国家となったパネム。首都キャピトルは12の地区を支配し、人々を貧困に追い込んでいた。

毎年、キャピトルは各地区から12歳から18歳の男女を一人ずつ選出し、「ハンガー・ゲーム」という恐ろしいアトラクションを行っていた。

それは、選ばれた若者たちが森の中で最後の1人になるまで殺し合いをし、その様子を全国に中継するという娯楽だ。

カットニスの決意

12地区に住むカットニスは、妹のプリムがハンガー・ゲームに選ばれてしまう。

カットニスは妹を救うため、自ら志願。ゲームに参加することを決意する。

弓の名手であるカットニスは、生き残るために、そして地区の象徴となるために、過酷な闘いに身を投じていく。

ゲームの舞台裏

ハンガー・ゲームは、単なるサバイバルゲームでない。殺し合いだ。

キャピトルは、ゲームを盛り上げるために、ゲームメイカーと呼ばれるスタッフが様々な仕掛けを仕掛けてくる。

ゲーム参加者たちは、殺し合う相手たちだけでなく、ゲームを面白く見せるため、参加者の命をもてあそぶことができるゲームメイカーからも命を狙われる。

愛と友情、そして反逆の芽生え

ゲームの中で、カットニスは同じ地区の少年ピーターと協力関係を築く。

次第に深まる二人の絆。

しかし二人の間に芽生えた友情や愛は、ゲームメイカーの策によって弄ばれる。

しかしカットニスのサバイバルは、次第に抑圧された人々に希望を与え、暴動が起こり、反乱の火種になっていく。

、、、というあらすじです。




『ハンガー・ゲーム』感想

ぼくがこの映画『ハンガーゲーム』を見た理由は、映画『パッセンジャー』の主役を演じたジェニファー・ローレンスの演技が気になったから。

「すごい演技をする人だな」と強烈に思ったので、他の作品も見てみよう、、、ということでチェックでした。

ドラマとしての感想は、正直今ひとつ。

「少年少女が殺し合う」ってシチュエーションだと知って、パッと思い浮かんだのは、日本の深作欣二監督作品『バトルロワイヤル』でした。

『バトルロワイヤル』のインパクトが強烈だったせいか、さほど新鮮さは感じません。

殺し合うと言ってもバトルシーンはそれほどでもなく、サバイバルアクションとしては物足りない。

おまけに殺し合いの舞台を作っている側=高等遊民的ピープルたちの、主人公たちとかけ離れ感がうざったく、気持ちが乗り切れませんでした。

多分、リドリー・スコット監督の『グラディエーター』やウィリアム・ワイラー監督の『ベン・ハー』へのリスペクトも感じられるのですが、消化不良でした。

また、高等遊民たちが、面白いゲームにすべく、さまざまな手を繰り出してくるんですね。例えば「この場所から先にはカットニスを行かせたくないので、〇〇を登場させて邪魔してしまおう」と、すぐさまに邪魔立てをコンピューターで登場させてしまうのです。まるでゲームのように。

ぼくは、そんな都合よくなんでも登場させたりするゲーム感が一番ダメでした。

まあ、ハンガーゲームというくらいですからゲームなわけですけど、、、。

他のレビューサイトからの引用ですが、ゲームの行われるPanemは、ラテン語「panem et circenses」=「パンとサーカス」のう「パン」とのこと。

古代ローマ帝国下、皇帝が人気取りのため食料と娯楽を提供した歴史から採用したようです。

古代ローマでのゲームでの一番人気は、コロッセオでの剣闘士による殺し合いでした。剣闘士飲みならず猛獣と剣闘士の戦いも行われていたことがわかっています。

パネムでのハンガーゲームは、コロッセオでの剣闘士試合、剣闘士VS猛獣の戦いを下敷きにしているのは明らかです。

だけど、SFチックになんでも好きに登場させられると、う〜ん、、、気持ちが萎えました。



ジェニファー・ローレンスが気になって….

カットニス役を演じたのはジェニファー・ローレンスです。

実はぼくは『パッセンジャー』を観て、ジェニファー・ローレンスを知りました。

『パッセンジャー』の演技が強烈だったので、「いったいこの女優はどんな人?」と他の出演作を探してヒットしたのが『ハンガー・ゲーム』だったというわけです。

『ハンガー・ゲーム』のジェニファー・ローレンスの演技には、『パッセンジャー』ほどびっくりというわけではなかったけど、『パッセンジャー』で爆発する演技力の芽吹きを感じることができたのは、よかったです。

シリーズ続編は?

続編ではカットニスがリーダーとなり、反乱軍を率いてキャピトルに立ち向かう様子が描かれ流ようです。




『ハンガー・ゲーム』ぼくの評価は?

『ハンガーゲーム』ぼくの評価は、星二つ⭐️⭐️の残念ムービーでした。

人気があるようで、続編、そのまた続編も作られているようですが、1本目の本作で終わりにしておくことになりそうです。

『ハンガー・ゲーム』配信先は?

 

 



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