『ポーラー 狙われた暗殺者』評価|ネタバレ感想・あらすじレビュー

スリラー・SF・アクション

♩映画『ポーラー 狙われた暗殺者』星3つ🌟🌟🌟評価レビュー♩

今回のレビュー作品は、年齢視聴制限ありのR18+です。マッツ・ミケルセン主演の米独合作アクションスリラー『ポーラー 狙われた暗殺者』。

マッツ・ミケルセンって、不思議なオーラを持ってますよね。善役でも敵役でも出ているとつい、見たくなります。なので、観ました、Netflix。

監督ヨナス・アカーランドが北欧出身だけあって、冬景色の色のとらえ方が素敵ですね。というわけであらすじから感想までネタバレレビューです。

『ポーラー 狙われた暗殺者』解説

なうての殺し屋が雇われていた会社から命を狙われ、心を通わせていた女性が誘拐される….殺し屋は多勢に無勢の中反撃に出る..というアクションスリラーです。

R18指定なので、あちこちアクションシーン、特に拷問シーンが、スプラッターOKのぼくでも痛かた。。。家族で見るには気まずいムービーですね。

殺し屋役を北欧の至宝とも称される、デンマーク出身の マッツ・ミケルセンが演じ、クールにシャッフルするような展開を監督ヨナス・アカーランドが演出しています。

マッツ・ミケルセンは今更いうまでもない有名俳優の一人ですが、ぼくも好き。マッツが出てると知っただけ見たくなる不思議なオーラありますね。

ちなみにマッツ・ミケルセンは元ダンサー・体操選手だったそうで、その肉体美はお墨付き。この作品では鍛えられたいい体をしっかりさらけ出しています。

マッツを殺しにかかる会社の連絡役ヴィヴィアンは、ぱっと見「ダイアンレイン再来か?」と途中まで勘違いして観ていましたが キャサリン・ウィニックというカナダ出身の女優さんです。

そうですよね、時代が時代、ダイアンレインな訳はない。キャサリン・ウィニックは1977年生まれ。『ヴァイキング 〜海の覇者たち〜』で主役を演じているようです。

監督ヨナス・アカーランドはスエーデンの監督です。ミュージックビデオ畑で有名,…というだけあって斬新な映像を撮ってくれます。

漫画家ヴィクター・サントスが発表したコミック『Polar』がベースです。2019年にNetflix配信公開されました。アメリカ・ドイツ合作です。

『ポーラー 狙われた暗殺者』予告編

『ポーラー 狙われた暗殺者』あらすじは?

ブラック・カイザーというコードネームの凄腕暗殺者ダンカン・ヴィズラは50歳の定年を迎え、暗殺請負会社ダモクレスから払われる多額の年金で引退生活に入ろうとしていた。

しかし、ダモクレスを継いだ社長ブルートは、引退する暗殺者を葬る方針をとる。

狙いは暗殺者に支払われる莫大な退職金だ。

「社員が退職金年金を受け取る前に死亡した場合には、退職金の受取人がダモクレス社になるという規則を悪用しての指令だ。

ブルートは、ダンカン・ヴィズラにも白羽の矢を経て、暗殺者を送り込む。

しかしダンカンは先の先を読むプロだ。我が身にも迫っていることに気づく。

ダンカンはダモクレス社との連絡を断ち、雲隠れする。隠れた先は誰にも知らせずにおいた寒村の家だ。

村のカフェでダンカンは隣人の女性カミーユと会い、程なくして心を通わせるようになる。

ブルートは配下のヒルデら暗殺チームに、ダンカンを消すことを急がせる。

彼女らはダンカンが関係していた人間を次々に殺しながら消息を追い、ついに居場所を見つける。

チームはダンカンの家を取り囲み襲うが、逆にダンカンに裏をかかれ失敗する。

しかし、隣の家のカミーユがブルートに誘拐される。

ダンカンはカミーユを助けるため、自分と引き換えにカミーユを解放するようコールする。

先回りするブルート。毒を擦り込まれたダンカンは意識を失い捕われの身となる。

待っていたのは、ブルートの執拗な拷問だった…。

『ポーラー 狙われた暗殺者』あらすじ結末まで〜ネタバレ閲覧注意!

熾烈な拷問がダンカンに繰り返される。ダンカン重傷を負いながらも、スキを見て脱出し、元恋人ジャスミンの下で体を癒し、カミーユ解放の戦いのため武器をジャスミンから借り受ける。

連絡係ヴィヴィアンに電話を掛けるダンカン。

自分の身と引き換えにカミーユの身柄を要求するが、逆探知したブルートの部下たちは、ヴィヴィアンと共に現場に急行する。

ブルートの部下たちはダンカンの強力な弾幕布陣で一瞬にして壊滅。ダンカンは傷を負ったヴィヴィアンだけは放置し、ブルートの邸宅へ向かう。

ブルートはあっさりダンカンの手によって命を絶たれる。

カミーユを救出し、家へと送り届けるダンカン。

ダンカンはカミーユの家で、カミーユが実は自分が殺した家族の生き残りだったことを知る。

あえてカミーユを見逃したダンカンはその後、彼女に寄付を送っていた。

カミーユは寄付の送り先から仇であるダンカンの居場所を割り出し、隣の家に住んでいたのだ…。

…というクライマックスとなります。

『ポーラー 狙われた暗殺者』感想〜コミックライクな痛めアクション

マッツ・ミケルセンにハードボイルドやらせたら、ハマりましたね。セリフ、楽しめました。もちろん脚本家の腕ですけど、カッコよかったですよ。

追いつめる敵役チームの悪役ぶりも徹底してます。

そのあたりは原作ありきなので、とても漫画的ですね。

ストーリー、わかりやすいです。

監督が北欧出身の方らしく、冬景色の印象的な風景シーンにも惚れ惚れしました。

映像もプロモーションビデオ畑の監督らしく、いわゆる「スタイリッシュ」です。

正直申しますと、スタイリッシュかグロかの限界スレスレ感に、どきっとさせられました。

短いカットのパッチワークみたいな映像の作り方自体は、ぼくは嫌いじゃないです。

でも、本作のそれは、かなりグロより。ぬめった血や人間のパーツドアップが繰り返し使われていて、ぼくは痛いのが苦手なせいで気持ちがダウン、引いてしまった。

このカットつなぎは最先端のテイストなんでしょうね。ぼくがオールド感覚ゆえ、ついていけないだけかもしれません。

さらに痛くてダメだったのは、拷問シーン。

他のレビュー見てみると、拷問の割に使う道具がショボくてどうにも…という意見もあります。だけど小さくてもぼくはダメ(泣)

次々畳み掛けられる拷問シーンは、「え、まだやるのか??」と、後半直視できなかったです。それもまた監督の狙いなのかもしれないけど…。

と、ぼくがダメだったところ書いてきましたが、でもでも、綺麗な雪景色風景と血の祭典の繰り返しは、カミーユの生きる世界と暗殺者たちの世界の、対比表現だったようにも思えます。

ちなみにカミーユとダンカンが次第に心を通わせるシーンは、ハードボイルド流で言葉少な。それがアクションシーンの派手さと真逆でいい感じでした。

クライマックスのダンカンと殺し屋たちの立ち回りはもう、漫画そのまんま映像にしたんでしょうね。「そう出るか、ダンカン!」ってニヤッとする感じ。マッツ・ミケルセンのオーラだから生きたんだろうな。たとえば仮にトム・クルーズがやったら気持ち悪いかも。

ラストはいかにも「続編に続く」という感じで、ちょっと肩透かし。

でもダンカンとカミーユを横顔で持ってきてクールに捉えて、それがとってもいい感じでしたので、ぼくはヨシとしました。

しかし最近のアクション映画は、多分に撮影スタッフのエネルギー消費量の凄さを感じますよね。VFXでアクションが合成できるようになって以降、逆に撮影やVFXスタッフへの負担は大きくなっているんじゃないだろうか…って、思ってしまいます。

『ポーラー狙われた暗殺者』も、「オモロイ表現しようぜ!」っていう、クリエイティブなニオイがプンプンしていて、ぼくはそんな制作現場の熱量感じる映画、好きです。

続編も楽しみにしたいと思います。

『ポーラー 狙われた暗殺者』評価は?

楽しめたり、腰が引けたりの『ポーラー狙われた暗殺者』、ぼくの評価は「超絶に痛いのが苦手」ってことで星二つ半⭐️⭐️✨…でしたけれど、アクションシーンのかっこよさと雪景色の美しさとに星3つ🌟🌟🌟にアップです。

冒頭でも書きましたが「R18+」ですので血を見るシーンもラブシーンも家族で見ると、さすがに気まずい空気が流れると思いますよ。

『ポーラー 狙われた暗殺者』配信先は?

以下のサービスでご覧いただけます。

NETFLIX 見放題配信 無料期間なし

 

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